ベースの録音

ベースと言ってもピンからキリ?!表現がおかしいですが

今回はずばり・・エレキベース!


エレキベースといっても沢山種類がありますが、今回は一般的な4弦のモノを前提に話をします。



ベースは曲のノリと低音を支えるリズムの柱であると同時に曲全体の流れを左右する楽器です。
ベースのフレーズ取りとかの話は今度しようと思いますが、要はドラムに次いで重要なリズムパートです。


しかもギターやピアノ等のコード感を受け止めるコードのルートを決めるパートでもあります。


さて、このベース。
近年のレコーディングではギター等コード楽器を後からダビングする事が主流となっている関係上、リズムレコーディング時はドラムとベースだけって事が多々見受けられます。


このような場合は実は音作りもクソもありません(キッパリ)

音作りが重要なのは当たり前ですが、基本的にアンプでの音作りはギターなどが全部入っていないと、どうにも決められない要素が多いのです。


ですのでアンプでも一応音は作りますが、ライン直の音は必ず録音しておきます。


アバロンのDIあたりがあればほぼ問題なくラインは録れます。

基本は低音が劣化せずに録音できているか?を心がけます。


アンプにマイクを立てる場合は、余裕があればRE20やMD421等のダイナミックマイクとU87等のコンデンサーマイクを並べて立ててミックスします。

しかし、何度も書きますがマイクが増えると位相ズレが必ず生じるので極力マイクは少ないほうがベターです。


ギター等全ての音が録音し終わってミックスダウン時にラインを元にアンプシミュレーターで音を作るのが今風でしょう。


もちろんスタジオにReAmp等があれば本物のアンプを使ってリアンプするという方法もあります。


とにかく、音が全部入らないとベースの音色は決めにくい!


これに尽きます。



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