ある方からメッセージを頂きました。
「96kHzサンプリングでは本当に超音波の収録が不可能なのか?超音波は可聴周波数以上という定義なので96kHzサンプリングでも録音できているはずでは?」
という内容のものです。
超音波の定義はその通りです。
しかし私は様々な実験や論文等を読んだ結果、リラックス効果があるとされている超音波は100khz付近ではないかという事で理解しております。
ですので96kHzサンプリングでは半分の48kHzまでの音しか録音できないから十分ではないと書いた訳です。
脳のリラックス効果というのは単純にα波が多く出る状況という事です。
大学等の研究者の実験は音楽に発振機で超音波を加えるといった確実な状況で行っていました。
しかしこういった文章だけでは納得していただけないと思うので実験をしてみました。
Cubase5とMOTU896を用いて環境音を録音してみました。
録音フォーマットはWAVE 96kHz 24bitです。
場所はリラックス効果がないとされている高円寺駅前の町並みです。
事務所の窓からコンデンサーマイクで収録した音を紹介したサイトと同じスペクトラムアナライザー(周波数帯測定器)を用いて分析してみました。
【高円寺駅前の音】
一番右端が48kHzになります。
随分多く音がいますね?
都会には超音波は無いと書かれている研究結果が殆どなのですが・・。
何故?おかしい?
と
ここで、ひとつの大きな問題を提示します。
可聴範囲外の音は超音波なのか?ノイズなのか?
どうやって判断しますか?
もうひとつの測定結果を見てください。
【測定結果B】
おおー
超音波帯域が綺麗に出てる。
何の音だ これ?
実はマイクを抜いてマイクプリアンプのゲインだけを上げた音です。
すなわち"マイクプリアンプのノイズ"です。
これを超音波と呼ぶでしょうか?
前回の記事にも書いたように
自然の音を録音するフィールドレコーディングは
電源の問題、機材の問題などから非常に難しい世界なのです。
電池駆動可能なレコーダーなんて民生機の域を出ないし
使用するマイクも超音波測定用の特殊なものが必要です。
森の音や川の音は非常に小さいので必然的にマイクゲインが上がります。
同時に器機固有のノイズも大きくなる。
私の手持ち機材の実験ではノイズなのか超音波なのかの判断は出来ませんでした。
もちろん、再生する器機にもよるので
ONKYOあたりの市販オーディオカードを挿したPCなどでも同様に問題が残ると思います。
私からは以上です。
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